株価収益率、PERとは

  • 株価収益率、PERとは はコメントを受け付けていません。

この記事は2分で読めます

株式を購入する際に企業の経営状況や財務状況をみるための指標がいくつかあります。また、そのような指標を参考にして企業の本質的価値をみるのをファンダメンタルズとよんでいます。PER(株価収益率)というのもその一つになります。

PER(株価収益率)とは、その株価が、割安か割高かどうかを判断する指標の一つになります。PERは、Price Earnings Ratioの頭文字をとってPERとよばれています。PERの計算は、株価を1株当たり利益(EPSとも呼ばれます)で割ったもので、株価が1株あたりの利益(EPS)の何倍買われているかをはかります。PERの計算式は、PER=株価÷1株当たり利益(EPS)となりますが、EPSの計算は、純利益÷発行済株式数であらわされます。PER以外にもファンダメンタルズの主な指標としてPBRやROEなどもあり、指標をみる場合、一だけでなく複数をみて総合的に判断していきます。

同業他社との比較でPERは使える

PERは、株価がEPSの何倍まで買われているかどうかをみて、割安か割高を判断します。判断をする場合に、その会社のPERだけをみてもそれが他と比べて高いのか安いのか比較の対象がないと判断がつきません。価値基準を示すボーダーラインがある訳ではないので、比較となる対象が必要になってきます。この比較において同業種での比較が重要になります。なぜかというと、業種別で見た場合、業種によってPERの平均が異なります。業種にとっては、平均のPERが高いところもあります。

特に最近台頭していきたIT業界などは、まだまだ成長力が見込まれ、収益力があるためPERが高くなっています。だからといって、割高というわけではないのです。その為、同じ業種の収益状態や、将来の収益予想等から比較しないと、間違った判断になってしまうこともあります。A社よりB社の方が割安だ、あるいは割高だという判断をするのには、同じ業種の会社で比較することが大事です。

PERを使う場合はどんな時

ファンダメンダルズ分析としてつかわれることが多いです。企業の判断基準として、同業他社との比較にPERなどの指標を組み合わせて判断し、今の企業の価値の度合い、または将来的な相場動向を予測する場合ににもつかわれます。ファンダメンタルズ分析とは、企業の税務状況や業績結果などのデータをもとにして、企業の本式的価値を分析することをいいます。

PERが用いられることはもちろんですがPERと一緒に、ファンダメンタルズ分析の指標としてしられるPBR(株価が純資産の何倍まで買われているかどうか、割安か割高を判断する指標)、ROE(株主資本を効率よく利用できているかと言う事を判断する指標)の指標も一緒に判断されることが多いです。

このような指標が示す判断が、今の市場の価格とかけ離れている場合であっても、いずれは、この判断した価格に市場の価格が近づいてくるであろうという考え方が重視されます。市場の株価の動向から分析するテクニカル分析とともに判断されることもあります。

PERを利用するときに注意すること

PERを使用する時に注意したいのは、PERだけでみて判断をするのではなく他のファンダメンタルズの指標なども組み合わせて総合的に判断することが必要です。特に、株価が下がったり、上がったわけでないのにPERが急激に下がったり、上がったりする場合があります。というのも、PERの計算のもとになる、EPS(一株あたり利益)は、純利益を発行済株数で割って出します。純利益は、特別利益(その時だけ特別にあった収益など)が含まれている場合があります。そうなると純利益がその時だけ大きくなります、その結果、その期だけPERが下がり、数字だけみると割安になっているというようようなことがでてきます。PERの数値だけみていると、企業にあった経営状況が織り込めていないため、判断を誤ることがあるので注意が必要です。

また、海外の企業は、会計基準が異なる為比較には、適していないことや最近では、企業によっては海外の会計基準にあわせているところもあるので注意が必要です。

  • 2015 07.30
  • 株価収益率、PERとは はコメントを受け付けていません。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

コメントは利用できません。