株式時価総額とはなにか

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時価総額は普通は株式時価総額のことを指しますが、株式時価総額は数値的には上場されている企業の株価×発行済株式数で算出され円であらわされます。株式時価総額は企業価値の評価の指標の一つとされることが多いですが、株式時価総額が大きい企業は株価が高いか、発行済株式数が多いか、その両方を満たしているかということになります。逆に株価が高いが発行済株式数が少ない企業や、発行済株式数が多いが株価が全く振るわないような企業は時価総額が低くなってしまいます。

株価が高い企業であれば業績が良いということを評価されている企業、または成長性があるということを評価されている企業などが該当しますし、発行済み株式数が多い企業は規模の大きい企業が多いと言うことなります。企業の実力をはかる価値は株式時価総額だけで決めることはできませんが、株式時価総額は少なくとも株式市場の評価を反映する指標の一つであると言えます。

しかし、注意しなければならないのは株式市場のおける株価は実態をしっかりと反映することもあれば、実態にはかけ離れたような過大な評価や過小な評価を受けることもあるので、そのような場合の株式時価総額は企業の実態を全く表していないことになります。

時価総額は株式市場が決めた企業の値段

時価総額は株価×発行済株式数であらわされる数字ですから、別な言い方をすればある企業の時価総額分のお金を持っていればその企業のすべての株式を買うことができる金額を表しているとも言えます。つまり、時価総額は今現在での株式市場が適正な値段をつけた企業の値段であると言うことも可能です。ですので、ある企業が他の企業を買収することを考えた時に買収コストとして大きな基準になるのが時価総額です。逆に言えば買収をされたくないと考えている企業は時価総額を高くすることによって買収をされにくくできるということでもあります。

ただ、時価総額は買収価格の基準とはなりますが、その金額で必ずしも買収できるとは限りません。株式市場を通じた買収は株式公開買い付け(TOB)と呼ばれますが、株式市場と言う公開の場で行われますので、株価が大きく変動することが少なからず考えられるからです。特に買収される側が買収に反対する場合には買収を防衛する対策が取られますので、混乱することも少なくありません。

時価総額と日経平均とTOPIX

株式投資をしている人はもちろんのこと株式投資をしていない人でもニュースなどでよく見かける株式市場の指数に日経平均株価とTOPIXというものがあります。例えば株価の暴落などの報道がテレビのニュースや新聞をにぎわすことがありますが、その暴落はほとんどの場合は日経平均株価が大幅に下落したとおもっていいでしょう。それほど日本株式市場で日経平均株価は有名な指数といってもいいでしょう。円で表示される日経平均株価の方が単なる数字であるTOPIXよりもわかりやすく感じる人が多いのでしょうか。

日経平均株価は東証一部の上場企業の中から選ばれた225銘柄から構成され、日経平均株価はこの225銘柄の株価を平均した株価のことを言います。いわゆる日本を代表するような企業の株式が多く採用され、算出方法は簡単に言えば採用銘柄の株価を足して225で割るというものです。単純な計算方法で算出されますし、採用銘柄はあまり多くないので、いわゆる一株当たり数千円から数万円の株価になっている値嵩株の株価の上下の影響を強く受けてしまいます。

一方のTOPIXは東証株価指数と呼ばれるもので、東証一部の全銘柄の浮動株の時価総額の合計を全銘柄数で割って算出した数字を利用します。これは日経平均株価のように円であらわされることはなく、1968年4月1日の数字を100と決めて現在の数字を表しています。日経平均株価が値嵩株に影響を受けるようにTOPIXの数字は時価総額の高い銘柄の影響を受けてしまいます。

投資判断の指標としての時価総額

株式投資では時価総額は投資指標として重要視されています。株式投資にかかわる企業に関する情報としては売上高や利益額などの企業業績も最も重要な投資指標であることは間違いありませんが、会社内部の一部の人を除けば、企業業績にかかわる数字を会社内部以外の人が知ることができるのは3カ月に一度の決算発表しかありません。それも決算発表は決算の締め日よりも1カ月から2カ月後のことになるので、すでに決算発表された数字というものは終った数字であるということもでき、リアルタイムの会社の業績と言えるわけではありません。たとえ、発表された数字がいかに良いものであったとしてもそれはあくまで過去の数字と言えるものです。

しかし、それに比べると時価総額は株価と発行済株式数から算出されるために株式市場の開場している時には株価の変化と言う数字からリアルタイムで把握することのできる投資指標であるのです。一刻一刻と変換している数字ですので、時価総額はある企業の今時点での評価している投資指標といえます。

  • 2016 01.21
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