株式分割について考えてみましょう

  • 株式分割について考えてみましょう はコメントを受け付けていません。

この記事は2分で読めます

株式分割について考えていきたいと思います。そもそも株とは、企業が活動をするために必要な資金を、投資家に「株式」と引き換えにして集めるものです。株式会社の企業価値を表す「時価総額」は、株価×発行済株式数で計算することができます。単純な例を挙げるとすると、1株100円で発行済株式数が10000株であれば、時価総額は100×10000で、100万円となります。株価はそのときの企業の業績や世界情勢、日本の状況などによって上がったり下がったりします。市場では株価の変動は頻繁に起こり、株価が10倍になる銘柄も多々あります。

例えば株価が1000円の株式があったとして、何かしらの理由で株価が10倍になったとしましょう。すると株価が10000円になってしまい、例え単元株数が100株であってもこの銘柄を買うには100万円が必要になります。こうなると資産があまり大きくない投資家は購入することができなくなり、この銘柄を買う人が少なくなってしまいます。そこで発行済株式数を2倍にするなどして、株価を半分にするのです。元々100株所持していた投資家の株式は200株に増えるのです。これを株式分割といいます。

株式分割によって何が変わる?

株式分割はすでに発行されている株式数を2倍にしたり3倍にしたりすることで、1株あたりの価格を下げて購入しやすくするものです。時価総額は株価×発行済株式数なので、仮に株価100円で発行済株式数が10000株の銘柄があるとします。この銘柄は時価総額が100万円で、それはそのままその企業の価値になります。もっと株価を下げて多くの投資家に出資してもらいたいと企業が考え、1:2の株式分割をしたとします。これは、元々の株式1株を2株にするということです。

その結果、発行済株式数は元々10000株であったものが20000株に増えます。こうなると単純に時価総額が2倍になるのかというと、そんなおいしい話はありません。時価総額はその企業の価値を表しており、企業をみるときに大切なのは株価ではなく時価総額なのです。だから元々時価総額が100万円であった企業は、発行済株式数を2倍にしても100万円のままです。だから時価総額100万円=株価×発行済株式数20000株という計算から、株価は50円になってしまいます。これが株式分割の仕組みです。

なぜ株式分割をするのか。

株式分割をする理由はいくつかありますが、最も大きな理由は自社の株式をより多くの投資家に買ってもらうためでしょう。投資家が株を購入するときに注目するポイントのひとつに流動性というものがあります。流動性とは、買いたいと思ったときにすぐ買える、売りたいと思ったときにすぐ売れるというようにすぐに身動きができるかどうかを表します。発行済株式数が少ないと、数少ない投資家で株式を保有することができ、だれも売らなければ株価はどんどんあがってしまいます。

これはそのまま逆のことも言え、売りたいときに売れなくなることがあります。投資家にとって売りたいときに売れないというのは非常に危険なことで、自分の資産が一瞬で半分になってしまうリスクがあるのです。そこで、ある程度株価が上昇し購入しにくい株価になってくると企業は株式分割を行い、多くの投資家が買いやすいよう流動性を高くします。つまり、株式分割は流動性と買いやすさを増すために企業が行う行動なのです。

株式分割の権利を手に入れる。

株式分割は株数が数倍になるということで投資家としてはなんとなく魅力的に感じます。また、株式分割は基本的にはプラスの材料なので株価が騰がる可能性が高いと言えます。では、どのようにしたら株式分割の権利を手に入れることができるのでしょうか。株式分割の権利を手に入れるには、権利付最終日までその銘柄を保有しておく必要があります。権利付最終日とは、権利確定日の3営業日前でありこの日までに購入しておく必要があります。そしてこの権利付最終日が近付くにつれて株価が急騰する可能性があります。株式分割のメリットの一つに配当金があります。

例として、1株あたり5円の配当金がつく株式が配当金をそのままで1:10の株式分割を行えば、そのままで元々1株であった10株で50円の配当金にかわるのです。つまり、株式分割前から保有している投資家にとっては配当金が10倍になることになります。このような場合は株価が急騰するので、情報を仕入れたらすぐに購入すると、株価の上昇に加えて株式分割の権利も手に入れることができます。

  • 2015 10.19
  • 株式分割について考えてみましょう はコメントを受け付けていません。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

コメントは利用できません。